S&P500 直近40年の騰落率一覧

JLsim 資産寿命シミュレータ において、投資運用の毎年の成績(年利)のバラつき具合を再現するための値として「標準偏差」を設定できるようになっています。たとえばS&P500であれば15~20くらいの数値にすると、現実的にありうる変動幅を再現できるかと思います。

実際に「計算するボタン」を押して何度もシミュレートしていただくと分かるかと思いますが、想像以上にバラつきがあるなぁ、と感じるかもしれません。「本当にこんなに大きく変動するものなのか? 利率が不安定すぎではないか?」と思われた方のために、現実のS&P500直近40年の毎年の騰落率について調べてみました。

以下は、直近40年(1985年~2024年)のS&P500のカレンダーイヤー騰落率一覧です。左が「価格騰落率(Price Return)」、右が「配当込み(Total Return)」です。

価格騰落率配当込み
202423.31%25.02%
202324.23%26.29%
2022-19.44%-18.11%
202126.89%28.71%
202016.26%18.40%
201928.88%31.49%
2018-6.24%-4.38%
201719.42%21.83%
20169.54%11.96%
2015-0.73%1.38%
201411.39%13.69%
201329.60%32.39%
201213.41%16.00%
2011-0.00%2.11%
201012.78%15.06%
200923.45%26.46%
2008-38.49%-37.00%
20073.53%5.49%
200613.62%15.79%
20053.00%4.91%
20048.99%10.88%
200326.38%28.68%
2002-23.37%-22.10%
2001-13.04%-11.89%
2000-10.14%-9.10%
199919.53%21.04%
199826.67%28.58%
199731.01%33.36%
199620.26%22.96%
199534.11%37.58%
1994-1.54%1.32%
19937.06%10.08%
19924.46%7.62%
199126.31%30.47%
1990-6.56%-3.10%
198927.25%31.69%
198812.40%16.61%
19872.03%5.25%
198614.62%18.67%
198526.33%31.73%
出典:Slickcharts「S&P 500 Return Details」(年次の価格・配当・トータルの内訳データ)。配当込みは配当再投資を前提とするトータルリターンです。スリックチャート
※参考までに、2025年はまだ年途中ですが、同サイトでは2025年10月24日終値時点で「価格+15.47%、配当+1.21%、配当込み+16.68%」と更新されています(上表には含めていません)。スリックチャート

このように、意外とランダムに大きな変動があるということが分かります。S&P500の長期での平均年利は7~10%程度と言われていますが、単年度ごとに見るとこれだけ平均からの乖離がしばしばある、ということです。

JLsim 資産寿命シミュレータ で試算する際に、実際の騰落率を参考になさってみてください。

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